わんちゃん・ねこちゃんの体にしこりができているのに気が付いたことはありますでしょうか
しこりは、様子を見ても大丈夫なものと、早い段階で治療をした方がいいものに分けて考えることができます。
しかし、様子を見ても大丈夫かどうかは、見た目だけでは判断できないことがほとんどです。
しこりの正体を知るには検査が必要です。
- 確定診断をするには、病理組織検査
はっきりと正体を知るためにはほとんどの場合病理組織検査が必要です。
しこりの全体または一部を手術で切除し、病理センターに提出することで約2週間ほどで結果がでます。
手術なので多くの場合全身麻酔が必要になります。 - 簡単な診断をするには細胞診検査
正体がわからないことも多いですが、特定の腫瘍(肥満細胞腫など)であれば診断できることもあります。
はっきりと正体がわからなくても、様子を見ても良さそうor病理組織検査をした方が良さそうなどの方向性を決めるのに役立つ場合もあります。
細い針をしこりに刺して細胞を採取する検査なので、基本的には麻酔なしで可能です(しこりができている場所によっては麻酔が必要なことも)
まずは院内の顕微鏡で確認するため、20分ほどで一旦結果が出ます。
院内で判断が難しい場合や、より正確な診断をしたい場合は病理センターに採取した細胞を送り、みてもらうこともできます。
しかし、それでも確実な診断がつかないことも多いです。
しこりを発見したときは、早めに動物病院を受診してください。
場合によっては検査が難しいときもありますが、その時には大きさを測ったりすることで経過を追っていくことができます。
しこりを発見して動物病院に行くまでに、どの部分にしこりが見つかったか(右側なのか左側なのかなど)、他のしこりが見つからないかどうか、いつからあるのか、大きくなっているかどうか、わんちゃん・ねこちゃんはしこりを気にしているかどうか…などを確認しておきましょう
どんな病気であっても早期発見早期治療は非常に大切なので、なにか心配なことがございましたら、気軽にご相談ください。
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